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4度目のブログ。誰に見せる訳でも無く再びつらつらと書いていこうと思います。

私が「TKO」を初めて見たのはこのブログでもよく出る「爆笑BOOING」。大阪の番組です。
この番組のグランドチャンピオンは第10代まで11組出ているのですが、
松竹芸能からは「のイズ(第5代・解散)」と、同点で「メッセンジャー」と2組同時にグランドチャンピオンになった「TKO」でした。
当時のコンビ名は「T・K・O」。そして皆様ご存知の通り、二人とも凄く痩せていてスタイリッシュなイケメンコンビでした。それはそれは本当にそういうファッション誌に載るような。
この番組ではショートコントで勝ち上がり、グランドチャンピオンにも。
その登場してからのお決まりの自己紹介ラップ「ズッズッチャッチャ」を聞くと、どれだけ面白いものを見せてくれるのだろうとドキドキがとまらなかったものです。
そして上の宣材写真は当時はありえなかった表情。若手でブイブイいわせていた頃(当時の表現ですよ)は、木下さん木本さん両名ともほとんど笑うことが無かった。
むしろ淡々ととんでもない事と言葉の抑揚で笑わせてくれる木下さんと、
冷静かつ怒りの表現でビシッとツッコむ木本さんのその当時のイマドキ感とお笑いの融合が素晴らしかった!これがまだ2000年になっていない頃。

しかしながら賞レース等でショートコントで挑むことはあっても、決勝で賞を逃す事をよく目にした気がします。
どうしても正統派のコントや漫才にそういった場では分があったのかもしれませんが、個人的には「T・K・Oだろ~。」と思ったこともしばしば。
お笑い芸人でありながらもスタイリッシュにやっていた正直異色のコンビであったことは間違いありません。

歌も出している。
ちょっと今TKOのwikiを見てみたのですが、一切これについては書かれていないので書いてみよう。
このCDを私は買った覚えがあるけど、今家の中にあるかどうかは不明^^;
Amazonを探してみました。ありました!
「夢よ未来よ 俺たちのために」(T・K・O)
これだこれだ!
プロモーションビデオがほとんど踏切とか線路脇とかだったのを覚えています。電車好きなのかな?
この曲がここ数年のTKOのコントの中に組み込まれるのも目にしました。3年位前かな。レコーディングネタで。

数度の東京進出に失敗しているという話も聞きますが、東京に定着していた期間の記憶は、私は結構なお笑いマニアですが正直知りませんでした。
確かに東京のネタ番組にたまに出ていたのですが、こちらでやっていくような素振りは一切無く。
2000年から2010年くらいまでは低迷期を迎えます。これが長かった・・・。

この低迷期、原因として個人的に考えられるのはやっぱりネタ。
ショートコントをやめ、長いネタをすることが多くなったところにちょっと魅力を感じなくなってきました。
爆笑BOOINGのゲストでネタをした時にショートコントじゃなかったら、ちょっとガッカリしたものでした。
是非ともそのスタイルで短いボケとバシッというツッコみを期待していたので、それ以外の長いコントが評価されないのはやっぱり向いていなかった、当時はコントの確立したスタイルが無かった、それが原因だと思っております。

転機はひとつ。

木下さんの激太りです。
ラジオか何かの企画で「太ってみる」というのがあったらしく、それがエスカレートしたらそうなっていた、ということらしいのです。
更に偶然発見した鶴瓶師匠の顔真似。
さらに更に二人の表情の豊かさ。これに関しては昔を知る人間から言わせれば信じられない。笑顔の二人の宣材写真なんて!!!
太ってキャラが付き、笑顔も見せるようになったTKOはレッドカーペットの知ったかぶりネタを期に大ブレイク。現在に至るわけです。

それなのに現在でもネタを作り続け単独ライブもしっかり続けるのは、もうさすがのコント師としかいいようがありません!
何より今はその長い長尺ネタが面白すぎるのです!特に5分以上のもの。単独ライブのDVDを見つかれば借りて見てしまう自分がいます。正直、本当にスルメのようなコントというのはTKOのためにあるような言葉だと思います。長く見るほどジワジワからドッカンドッカンに変わります!!!

キングオブコントで3位にはなったとはいえ、あのコンテストのネタ時間は短すぎて彼らの魅力が発揮できない。

・・・ここはキングオブコントであのショートコントが見たいですね。
ただやっぱり木本さんのズバッと笑わないキレのあるツッコミで見たい。
キングオブコントで木本さんも二人で笑ってボケているものは惨敗でしたし^^;
たまに「ズッズッチャッチャ」やっているときも笑っているのでそれも半減。
ツッコミの人がボケたりギャグやってダメになってしまうのは本当に悲しいのです(ジャ○ズム)とか。
そういったものはライバルで後輩で悔しい思いをさせられた「ますだおかだ」に任せ、鋭い木本さんがコントには必要だと思っています。

あーダメだ。前3つに比べてちょっと内容が薄く個人的な意見が多いものになってしまいました。
とはいえマニアックな部分も出せたので、こんな感じでいいかな?
本当にキングオブコント優勝を熱望しております。文句を言わせず圧勝して欲しい。

そういえば暗転を使った漫才をオンエアバトルで、
お祭りだからとM-1グランプリ出たこともありましたね!
後にも先にも漫才したのはここだけと記憶してますが、たぶん他にもあったかもしれません。むしろショートコント一つ一つは漫才っぽいものもありましたし。

以上です。無断転載はしないでね!